カーボンニュートラルとは

地球温暖化を防止するために世界中で行われている「温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする」という取り組みのことを指します。
2020年10月、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。日本が目指すカーボンニュートラルとは、CO2(二酸化炭素)、メタン、N2O(一酸化二窒素)、フロンガスを含む「温室効果ガス」を対象にしています。「全体としてゼロに」とは、「排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにする」ことを意味します。


カーボンニュートラルへの取り組み

2023年4月、当社グループは社会的責務であるカーボンニュートラル推進を牽引する 「カーボンニュートラル推進室」を発足しました。社員一人ひとりが地球環境に関心を持ち、技術革新によるカーボンニュートラルの実現へ向けたグループ戦略を立案し、生産に伴う環境負荷の低減やより環境に優しい生産プロセスの導入を行い、CO2排出量の削減を実践する仕組みを作っていきます。また、当社グループは日本製鉄グループの一員として、日本製鉄と連携した一貫でのCO2排出削減活動をリードしていきます。


当社グループのCO2排出削減目標

当社グループは、2030年にCO2総排出量について、対2013年比で30%削減するというターゲットと2050年にカーボンニュートラルを目指すという宣言を行い、その実現に向けてグループ全社をあげて取り組みます。

 

CO2排出量(2013年度比)当社


CO2排出量定義 SCOPE1&2
「Scope1」事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)、「Scope2」他社から供給された電気、熱、蒸気の使用に伴う間接排出
対象範囲
日鉄SGワイヤ株式会社(習志野地区、東京本社、名古屋支店、大阪支店)、株式会社ムロランスズキ



2030年に向けた取り組み

CO2排出量対2013年比で30%削減

  • 生産プロセスの革新・改善
    • 設備集中稼働、設備効率化、一貫歩留り向上による製造エネルギー削減
    • 線材~二次加工~顧客まで一貫での省プロセス・省工程を可能とする最適生産確立
  • 省エネ設備の導入
    • 照明の LED 化、高効率モーターへの更新など、電力原単位の低減
  • グリーン電力の導入
    • 購入電力先の多様化、太陽光発電の導入

2050年に向けた取り組み

2050年カーボンニュートラル達成

  • カーボンニュートラルを可能とする革新的な製造プロセスの開発
  • 当社グループが保有するワイヤ製造技術を応用した高付加価値製品を通じ、自動車(EV)、エネルギー、情報、医療、航空・宇宙など様々な分野への貢献