高品質ワイヤの提供を通じて
世界の発展に貢献する

日鉄SGワイヤグループは、今年で創業85年を迎える世界No.1のワイヤメーカーです。

モノづくりの起源は、1938年(昭和13年)の鈴木金属工業から始まります。第一期「創業~成長期」には、日本で初めてピアノ線国産化に成功、戦後は自動車向けオイルテンパー(OT)線を開発、習志野工場への移転を機に、高度経済成長期の日本産業を支えてきました。

第二期2000年代には「発展~飛躍期」を迎えます。当時世界最大のOT線メーカー、ガルピッタン社の買収、タイ・スペシャルワイヤ社の連結子会社化による東南アジアマーケットへの進出拡大、さらに日本製鉄グループの一員となることで、名実ともに世界最強のワイヤメーカーに成長しました。

そして今、世界が直面している100年に一度の変化の中、我々グループは第三期「変革期」を迎えようとしています。得意とする自動車部品のみならず、機械、電機、建築、日用品、医療など、あらゆる分野でのお客様のニーズに応えるべく、より強く、よりしなやかな、高い品質のワイヤの提供を通じて、人々の暮らしに、世界の発展に貢献していきます。

創業者、村山祐太郎は、「現状維持はすなわち退歩である」と失敗を恐れずチャレンジする大切さを説き、この理念は今でも我々に根強く残っています。また、社是『誠和』からは、「人は真心と和が基本であり、この気持ちを持ってすれば、どんな困難にも打ち勝ち新しい道がおのずと開ける」と学んできました。こうしたモノづくりに挑戦する精神が、誰にも負けない「造る力・売る力」の支えになってきたと確信しています。我々の強みは、こうしたDNAと、日本製鉄との一貫でのモノづくり、グローバルネットワーク、そして何と言っても、現場、技術、営業、管理など、素晴らしいモノづくりの仲間たちです。

時代は変わろうとも、人を大切にし、安全で安心できる職場環境を構築することで、個性を伸ばし、組織の一体感を増し、世界の全グループ員が一丸となり、お客様の信頼・期待に応えられるように取り組んでまいります。今後の日鉄SGワイヤグループに期待してください。

代表取締役社長