高強度、高品質ワイヤの提供を通じて
世界の発展に貢献する


日鉄SGワイヤグループは、今年で創業86年を迎える世界No.1のワイヤメーカーです。
モノづくりの起源は、1938年(昭和13年)の鈴木金属工業から始まります。第一期「創業~成長期」には、日本で初めてピアノ線国産化に成功、戦後は自動車向け高強度ばねワイヤ(オイルテンパー線)を開発、習志野工場への移転を機に、高度経済成長期の日本産業を支えてきました。
第二期2000年代には「発展~飛躍期」を迎えます。当時世界最大のばねワイヤメーカー、ガルピッタン社の買収、タイ・スペシャルワイヤ社の連結子会社化による東南アジアマーケットへの進出拡大、さらに日本製鉄グループの一員となることで、名実ともに世界最強のワイヤメーカーに成長しました。
そして今、世界が直面している100年に一度の変化の中、我々グループは第三期「変革期」を迎えようとしています。得意とする自動車部品のみならず、機械、電機、建築、日用品、医療など、あらゆる分野でのお客様のニーズに応えるべく、より強く、よりしなやかな、高い品質のワイヤの提供を通じて、人々の暮らしに、世界の発展に貢献していきます。
創業者、村山祐太郎は、「現状維持はすなわち退歩である」と失敗を恐れずチャレンジする大切さを説き、この理念は今でも我々に根強く残っています。また、社是『誠和』からは、「人は真心と和が基本であり、この気持ちを持ってすれば、どんな困難にも打ち勝ち新しい道がおのずと開ける」と学んできました。こうしたモノづくりに挑戦する精神が、誰にも負けない「造る力・売る力」の支えになってきたと確信しています。我々の強みは、こうしたDNAによる最高水準の伸線、熱処理、検査技術と日本製鉄の最高品質素材を一貫管理することにより、鉄の中でも最高強度で少しの欠陥も許されないハイエンド製品を高い信頼性のもと提供できることにあります。
時代は変わろうとも、人を大切にし、安全で安心できる職場環境を構築することで、個性を伸ばし、組織の一体感を増し、世界の全グループ員が一丸となり、お客様の信頼・期待に応えられるように取り組んでまいります。今後の日鉄SGワイヤグループに期待してください。
代表取締役社長田邉 孝治