司令塔であると同時に後方支援も

営業企画総括部は、営業戦略における司令塔のような働きをするかと思えば、デスクまわりの環境整備が必要なときはその手配をするといった、後方支援的な役割も担っています。

主な業務には、長期的事業プランの立案、鋼材メーカーとの交渉、役員会議に備えての資料作りがあり、そのため営業活動によるキャッシュフローから今後の収益の見通しをまとめて目標設定しなければならず、常に数字と向き合っています。

特に頭を使うのが、いかにして利益を上げるか、そのためにはどう人に動いてもらうかです。

以前、所属していた生産管理部には、「計画どおりに製造して出荷する」という明確なゴールがありました。そこに向けて皆と一緒に走っていくイメージ。ところが今の部署では、どこにゴールを定めてどのように動いてもらうか、それにはどんな提案ができて、どうやってモチベーションを上げるか、考えなくてはならない。

自分が営業に出るわけではないので、マネジメント力が問われますし、もっと磨かなくてはと思っています。

工場勤務で得た経験と人脈は大きい

私は、大学では地方行政を専攻していたバリバリの文系人間です。メーカー志望ではありましたが、営業マンとしての将来像を描いていたので、入社後、技術職だらけの工場の生産管理部に配属されたときは意表を突かれました。

でも、今にして思えば生産管理部とは、製造部門の司令塔的な存在でした。生産計画を立てて工程を管理する。日程計画を立案して実行する。そのため、時には社員の割り当てを考え、原材料発注数量の把握・管理もする。やはり、マネジメント力や対応力が求められたんです。

そうやって7年間、製造管理業務を経験し、ようやく腰が落ち着いたと思った頃、東京本社への辞令が。ただ、営業マンとしてではなく、営業部全体を横断的に見る今の部署への配属でした。

同じ管理業務とはいえ、製造部門と営業部門では内容も人の雰囲気も違うと感じますね。先にゴールの話をしたように、営業部門では売上目標を設定しても、なかなかその通りになりません。ゴールは高すぎても低すぎてもうまくいかず、達成するためにはどうするか、頭をひねることになります。

それでも営業部員から、「お客様のところで問題が起きているけれどどう対処すればいいのか」とか、「この製品で攻めたいので助言お願いします」といった相談を受けたとき、「製造にこういう人がいる。つなごうか?」といったアドバイスができることから、工場勤務で得た経験や知識、人脈は大きいと思っています。

真面目だけれど安定感がある会社

10年間働いてみて思うのは、弊社はメーカーの中では比較的「お堅い」ほうだということ。工場の従業員は黙々と仕事に励み目標達成するし、本社の営業はもう少しくだけた感じだけれど、会社の方針に従って真面目に働いています。

どちらかというと自分はやんちゃなタイプなので、そういう空気の中でどうやって生き延びてきたかというと、「真面目」「お堅い」というのを言い換えれば「分別がある」「筋を通す」ということです。やんちゃタイプにとってこれは、越えてはいけない一線を示すガイドラインと同じ。なので、その中で自分らしさを発揮すればいいわけで、逆に「好き放題やれ」と言われたら、どうやって成果を出せばいいかわからなかったと思います。

また、振り返れば世の中の景気が悪かったときも、待遇面を含め困った事はありませんでした。基礎体力がある、安定している会社だなという印象です。

入社を希望する方へのメッセージ

どんな仕事も思いどおりにはいきません。それに、新入社員に完璧を求めたりはしないので、わからないことや悩みがあれば上司や先輩の力を借りて、少しずつ実力をつけていくことです。そう言っている自分自身が、自分だけで解決しようとするところがあるので、実践あるのみですね。